2017/12/31

2017年最後の「峠の朝市」で買ったモノ「大王松」です。
掃除機のヘッドと見比べるとよく判りますが、1本1本の針葉がでっかいのが大王松の特徴です。
ちなみに、ミニサイズの掃除機ではありません。れっきとした家庭用です。
ダイナミックな飾り付けができそう!とインスピレーションで買ってしまいました(衝動買いとも言う)が、実際に飾りつけをしてみると大王松の良さを生かすにはかなりのセンスが要ると思いました。

「和」な松を生けるのだから…と、選んだ器は竹です(笑)
晩秋に切って来たままいじっていない竹があるのですが、下処理に失敗していますので見た目が汚いです。せめて一番綺麗な竹をと思い、選びました。
大王松はそのままでは竹に入らないので、下部分の枝を取り除いていきます。

竹筒に生けました。大王松が豪快すぎて倒れそうだったので、色々工夫したところ、小石を詰めたミニダンボール箱で支える事で落ち着きました。大王松の荒々しさは出ていますが、これでは寂しげで物足りなく感じますね。もう1種類の豪快な枝ぶりの花か、つる梅もどきのような実のついた飾りと、下部分に重みを感じさせる花も足したいところです。何か丁度いいのがあれば、という感じでいじっていきたいと思います。

今度は、抜いた大王松の針葉1本1本をどう活用するかという宿題が残っています。そこで生けてみたのが下の画像になります。
アクセントに千両を添えています。ガラスの瓶じゃないほうが見栄えがすると思うのですが、残念ながらちょうどいい土瓶がありませんでした。いかがでしょうか、長い針葉を生かしました。食卓に飾っていますのでこぼさないように気をつけなくては、です。

あとは、しめ飾り作りですかね。この松ぼっくりも「大王松」で、さすがと言うか手のひらいっぱいの大きいサイズです。「峠の朝市」で大きさに驚き珍しがっていたら、西吉野さんがくれました。同色系だらけなので、大王松ぼっくりに負けないようなアクセントが欲しいところです。ワイルドに仕上げるなら、白赤の水引できりっと色を引き締めて、どんど焼きに使うボンボン団子みたいなアクセサリーをつけてみたいところです。

ところで、松ぼっくりを飾るときは下処理が必要だということを今回知りました(ネット情報)。怠けると、松ぼっくりに産み付けられた虫の卵が、暖かくなると孵化して沸くんですって。熱消毒が一番効果があるようです。
これはしっかりやらなくてはと、沸騰したところを投入して落し蓋し、20分くらいぐつぐつさせて、火を止めたあとも1時間放置という徹底消毒をやりました。
熱で?水分で?どっちなのかは判りませんが、熱湯消毒すると松ぼっくりが閉じてしまいます。しっかり乾かすとだんだん開いてきますのでご安心ください。ちなみに私の大王松ぼっくりは開ききるのに2週間かかりました。
そしてもう1つ新発見したのが、松やにです。熱消毒すると噴出するのか、鍋や落し蓋に「鼻くそ」のようにぶつぶつ付着するんです(汚い話でごめんなさい)。カネタワシで落とせますが、普通の鍋や落し蓋は使わないほうが良さそうです。




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